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アロマセラピー講座 Aromatherapy
コラム

香りとタッチを伝えたいと思う理由

「香りって大事だよね」「触れることで伝わることあるよね」という言葉を聞くと嬉しくなります。それは、相手がその重要性を実感しているからです。

なぜ私は「香り」と「タッチ」にこだわっているのか、改めて書いてみます。


香りもタッチも、自分の中心に届き、体と心の変化に気づかせ、内面から変えるツールです。少し分かりにくいかもしれませんが、内側の変化に気づく道具とも言えます。香りや触れることを味わうと、自分の内側に自然と意識が向かうのです。


香りを嗅いで「いい香りだな」「嫌いだな」と感じたり、触れられた時に「ふわっとするな」「体が縮こまる感じがするな」と気づく時、それは自分が自分にフォーカスしている証拠です。つまり「いま、ここ」に意識が向いているのです。

香りを嗅ぐと、その微細な分子が脳の本能の領域に早く届きます。一方、触れられると心地よさを感じ、体が自然に緩んでいきます。どちらも自分の内側の変化にフォーカスし、「いま、ここ」に意識があることを促します。それは現実をしっかり生きていることです。

私たちは未来の不安や過去の後悔にとらわれがちです。せっかく今を生きているのに、それを全力で味わわないのはもったいないことです。私もかつて、未来や過去に囚われてエネルギーを無駄にしていました。不平不満や怒り、後悔に苛まれ、「いま、ここ」を楽しめない時期がありました。

そんな思考を変えたのは、アロマセラピーやタッチング、そして心理学を学んだことです。しかし、最大の影響を受けたのは娘の誕生です。娘は過去を思い煩ったり、未来を悲観したりせず、「いま、ここ」を生きる天才です。彼女のおかげで、自分を振り返り、見つめ直すことができました。

現代はスマホや情報の洪水が「いま、ここ」から私たちを切り離します。スマホを見る時間を減らし、思い悩む時間をやめて、季節の香りやつないだ手の温かさ、子どもの笑顔、美味しいものを味わうなど、何気ない目の前のことをただ受け止め感じることができたらもっと毎日は輝くのではないでしょうか。

香りやタッチを通して、あなたが自分にフォーカスし、「いま、ここ」を生きる時、地に足がついて自分を生きる一歩が始まるかもしれません。これが、「いま」私が伝えたいことの一つです。

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